
はじめまして、わくれ(twitter)と申します。
この度は、ずっと途中で投げ出してやめてたランクマを初めて1か月間真剣に取り組んだ結果、初めて最終3桁に残る成績を残すことが出来ました。夏休みの宿題をやる小学生の最終日の気分です。
ポケモンSVのランクマは今回で終わってしまいますが、自身の今後と、ポケモン対戦のこれからの世代に向けて、特に記事やデータが少なくなりがちなマイナー禁止伝説グラードンの構築記事を残しておきたいと思います。
くどい説明が書かれてる場合がありますが、シーズン中は構築を共有して回していたため、自分の経験値を伝えるために細かく説明を入れていたメモ書きをそのまま記事にまとめています。あらかじめご了承ください。
TNクレッド 567位(R1854)
TNわくれ 754位 R1839
TNのクレッドはワクレッドの人名っぽい語呂にしたものです。
ヨードルのチャンピオンではありません。



2つのROMで1000位台の壁をさらっと超えられる構築だったのは結構よかったと思います。
構築経緯
レギュF頃から何かずっと好きなポケモンを入れてないとモチベに繋がらなかったため、伝説環境はずっとグラードンを軸に考えていた。しかしレギュH以降仕事との兼ね合いでめっきりポケモンをする時間もなく4桁の浅瀬チャプチャプすらすることができていなかった。
2025年末で大きな仕事が一段落ついたのでS38からまだちゃんと取ってない最終3桁を目標に、ずっと研究してたチョッキグラードンとザシアン、眼鏡カミ、ヘイラッシャの疑似セグカミラッシャ構築を、S39では心機一転して脱出パックミライとスカーフグラードンのサイクル寄り構築を使用するもどちらもいつも通り上手く構築がまとまらなかったため4桁の海で放棄して終了。
S40に入り、構築記事一覧を見るとS39は久しぶりにグラードンが複数人活躍させていたようで、スカーフ、ハチマキ、メガネの各種こだわり持ちと起点作成電気玉型の計4種類のグラードン記事が見られた。
その中でもレギュI初シーズンに当たるS30/9位構築と同じ眼鏡テラパゴスとスカーフグラードンを組み合わせた構築が好成績を残していたことと、S39で自分自身もスカーフグラードンにしっかり構築を組めば勝ち抜けるほどの手応えを薄っすら感じていたため成功者がいる眼鏡テラパゴス軸での構築考察を始めた。
前期レンタルを使ってみると、テラパゴスとグラードンとミミッキュの並びが少し触っただけでも強かったため、自分に合った構築を作るために、SVグラードン史上最高順位を残しためいぷる氏のS30/9位構築を再現して試行錯誤してみることとした。
使ってみたことで想像より遥かに眼鏡パゴスがスカーフグラードンと相性が良いことがわかった。
試合展開はテラパゴスのお陰でテラス択を拒否し続けられ、命中安定技も多く、運や噛み合いが少なめになっていて軸のポテンシャルが本物だと感じられた。
更に取り巻きのポケモンも眼鏡テラパゴスを通すために必要な要素を多く揃えているので使い込めば使い込むほど、理解すれば理解するほど構築の強さが感じられた。
ただ、S30とは明らかに環境は変わってきているはずで、未だにSVランクマに残ってる人たちに原案そのままで勝てるほど甘くはないと思ったので戦いながら構築を調整していった。
構築調整
原案へのカスタマイズ
まず手を付けたのはテラパゴスに耐久調整を施すことだった。が、耐久振りは割ききらないと耐える攻撃が増えないため、純粋なCSに落ち着いた。遅いルギアの上まで取れ、ルナアーラやホウオウ、遅いカイオーガ、果ては遅いウーラオスなどを大体上から叩けるので素早さは準速が結果的に最適だった。
もう一つはグラードンの耐久調整をDに直接振り分けた。
原案のようにHに振り分けながらだと総合耐久的には有利だが、特殊方面がどうしても脆いままになる。
特にハドロン発動中のC187ミライドンの流星群が乱数1発 : 68.75%となり致命傷で、C205ミライドンの場合確定一発となる。
これではスカーフミライドンと対面した場合、相手が撃つ勇気があるかどうかに関わらず、最悪テラス無しで出落ちすることになるため、かなり妥協して最低限C187流星群を14/16耐えまで振ることにした。
これがミライドン対面で意味があったかと言われると疑問(グラードンより先に撃ってくる流星群は大体控えめなので)だが、ミライドンに関わらず色々な特殊技が飛んでくるのをあと少しで耐えたなんてシーンもまあまあ合ったのでD直振りは活きていたと思われる。
ただし、Aをかなり落とすことになったため、本当に火力不足でもあった。最低限無振りザシアンなど、良い乱数で倒せるようにしたい相手が多すぎるためDを妥協してA194まで振った。グラードンのAの限界の妥協ラインだと思う。(無振りザシアンに地震が乱数1発 : 87.5%)
更に対戦を重ねる中でキラフロルの型が環境に合ってないように感じた。
レッドカードで裏のポケモンに強制的に毒びしを踏ませたり積み構築を流すこともできるので強みでもあったが、どうしてもキラフロルを見せていると敵の毒タイプや浮いてるポケモンの選出の組み合わせで毒びしをいなされてしまうことが多く、現在の環境と私の技量ではレッドカードキラフロルは選出するとパワー不足で、且つ構築の勝ちパターン遂行に寄与させることが難しいと感じた。
またそのキラフロルが誘発する相手の選出自体がスカーフグラードンの通しにくさを生み出してしまい、自身には上手く使いこなせなかった。
そのため、過去の対戦を振り返ったときに「レッドカードでなくても勝てたかどうか」の精査をしつつパワフルハーブ型を検討。
アシッドボムを採用し、更にキラフロルが誘いがちな毒・鋼タイプに対してテラスとパゴス一貫の板挟みにできる大地の力をいれ、原案にあったコライドンに強い要素ではなくホウオウ系の構築に強い要素を濃くした。
また、ディンルー対面での安定性向上のためタスキパオジアンをAB振りに変更。コライのスケショに強くなったり、ディンルーの無振りクラスの地震を2発受けることが可能なので挑発を押しやすくなった。

ここまでの経緯で生まれた6体で順調に勝ち進み(特に4桁帯の対戦をものすごくスムーズにこなした)、17日時点で3桁タッチを果たした。
シーズン中盤時点で100試合こなした事自体初めてで最序盤以外に3桁にいた事自体初めてである。(やる気の問題)

6体の並びが確定するまで
その後、R1740まであがり、構築内の疑問符を解消すべくオーガポンの枠に変わるポケモンを模索するためにサブロムを回し始めた。
オーガポンのもつ「グライオンや受けループに強い」を引き継ぎつつ、毒びしや交換読みどくどくで世界終了したりしない崩しポケモンという条件で色々候補を考察していった。
まず初めにスカーフを悪ウーラオスに渡すというアイディアを思いついた。陽気悪ウーラオスで135族スカーフよりも上を取れるチャンスをもちつつ、グライオンの守るループにハマらず、ゴースト伝説にテラスを切らせられる存在として着目した。
しかし、机上論で考えてもコライドンが重くなるだけであったり、スカーフを取ったグラードン(おそらくチョッキ)がホウオウミライに対して経験上強いという利点もあるがどうしても構築の骨組みを崩すことへの不安が苦しく感じて候補外となった。
これは、なるべくグラードンのスカーフの形を崩さないようにするべきであるという思考整理には一役買った。
入れ替わりになるポケモンが見当たらず行き詰まっていたときにしたことは、『原案の構築はどういう経緯で生まれたか』を再度読み込んで確認する作業だった。
原案では、水オーガポンは元々原案の更に前身に当たるレギュG構築の2枠使っていた枠の圧縮という形で組み込まれたポケモンで、やどみがで遅いグライオンや受け諸々をハメる、身代わりがグライオンの自身を耐えるなどの要項を満たしているポケモンであれば変えが効くのではないかと考えた。
そこで白羽の矢が立ったのがキノガッサである。
恐らくこの世で最も選出を歪められるポケモンであると同時に、タスキでもポイヒでも今構築に求められている要素を兼ね備えているポケモンであると感じた。
見た目自体がディンラッシャにあまりにも強く、水オーガポンでは全く抑圧できない選出をかなり抑圧することができると推測。
これは、スカーフグラードンがディンラッシャにあまりにも弱く、ディンルーには大量の役割遂行を許し、ラッシャには地割れを撃つ隙を与えるため、この2体を見たときにグラードンが求められていても出しにくいことが多かった。
しかし、そこにキノガッサを組み込むと相手はディンラッシャの両選出に余裕があると感じることは出来ない。出せても最低限片方になるため、テラパゴスかグラードン(及びパオジアン)のどちらかが通せる選出を作らせることができた。
キノガッサを見た途端、相手は目の色を変えたように「キノガッサに強くあるべき選出」を無意識に強いられているのである。
この相手に強いたキノガッサに強くあるべき選出は、構築の核である『眼鏡パゴス+ゴツメミミ+@1』を通すのに必要な条件を大きく満たしてくれた。
持ち物については、パオからタスキを取り上げるよりも、ポイヒガッサとして採用したほうが各駒の役割が綺麗に分散する上、構築の根本の形を崩さずに苦手要素への補完を正しくしてくれることが期待できたため、正式に水オーガポンをポイヒガッサに変更。
ここまで構築を組んで潜ってみたところ、即行ホウオウ受けをキラフロルが担っていることが相手に場に毒びしをばらまき、胞子を前提とした動きでコントロールするポイヒガッサとの間でアンチシナジーを生み敗北を喫した。
ダメージの入り方でホウオウのSラインを推定するという前提の元、ガッサはホウオウ対面で上から胞子身代わりをすることで安全に立ち回れるものの、直接受け出しをできるわけではないため、起きて吹き飛ばしされたときに受け出しする駒をキラフロル以外で考えることにした。
-
聖炎を受けられる(必須)
-
毒びし回収やステロ除去ができる(選択)
-
ステロを撒ける(選択)
-
汎用性がある(選択)
-
対面操作ができる(選択)
という5つの要素の中で3つ以上満たしている何かを考察した。
そしてこれらがうまくいくビジョンが見えるポケモンはさほど多くなく、必然的にママンボウとキョジオーンの二匹に絞られた。
現在余っている持ち物はとつげきチョッキ、食べ残し、おんみつマント、厚底ブーツ、などで幸いどちらのポケモンを採用しても既存の駒を崩す憂き目にはならなかった。
前期グラパゴス軸構築にチョッキママンボウが入っていたことを思い出し、ママンボウを採用することにしたが、本構築では残飯願い事ママンボウにした。
キノガッサとの同時選出を前提とした採用になるため、ママンボウで受けたい役割は主に物理に集中する。
環境の特殊でキノガッサがキツイのは、素でテラパゴスが役割をもってるバドレックスと、そもそもガッサ選出の分が悪いミライドンの2体なのでチョッキママンボウにする利点はない。つまりチョッキである必要性は薄い。
また、TODの勝ち筋により近いのは願い事守るであり、更にテラパゴスには願い事クイタンが非常に相性が良い。
ここまで決まってママンボウの定番アイテムであるゴツメは、現状ミミッキュの必要不可欠な構築パーツの根幹であるため、残飯を採用。守ると合わせることでコライドンの攻撃を受け易くしたり、晴れターンをテラパゴスの力なしで枯らしにいくことができる。
残った技枠4つ目には癒やしの願いを採用。テラパゴスやグラードン再利用という見えない勝ち筋を通すことができるという強みに期待した。

こうして20日に6匹の並びが完成し、水オーガポンが良いのか、キノガッサがいいのかを検証するサブロムランクマを開始した。

構築理解を深めるための考察
好調なS40ランクマを完全に勝ち抜くために、いままで使い込んだことのない2体のポケモン、テラパゴスとキノガッサについて的確に分析する必要があった。
それ意外のポケモンは過去のシーズンで触ったことがあり使用感を把握しているのでここの分析の解像度さえ高めれば確実に勝ちにつながると推測した。
◆エース・テラパゴスに関する分析
テラパゴスはテラスタルという伏せカードを全公開にさせる。
私がテラパゴスを採用する前は、テラスタルをしない時点では弱く、テラスタルを必ずしなければならないというイメージだった。
しかし実際には、テラパゴスは特性による強い行動保証をもっているため、テラスタルをせずとも行動でき、専用技による高い火力も持っている。その上、テラスタルをすることで更に大きくパワーを向上させることができ、その変化幅は他の禁止伝説よりも遥かに大きい。
しかし、そのテラパゴス独自のパワーを前提に構築を組むためには他のポケモンが「テラスタルを前提とする強さ」ではいけない。
また、テラパゴスはテラスタルをしても弱点は変わらない。このテラスタルは相手から見えない切り札ではない。
ただし逆も同じである。相手が普段相手から見えない切り札としてテラスタルをしていても、こちらがテラパゴスにテラスタルを切ることで基本的には相手のすべてのテラスタルをこちらの詰め筋に使うことができる。
これらのテラパゴスの影響力を自分の詰め筋として動かすためには、こちらの他の駒が相手にテラスタルを切らされる立場ではいけない。
この条件を満たせる伝説として、グラードンは最適である。
エース眼鏡テラパゴスとスカーフグラードンの絶妙な相性
使ったことがない人は信じられないと思うがグラードンはテラスタルを基本的に必要とせず、相手のテラスタル(特にミライドンの氷テラス)に泣かされる側のポケモンである。
4倍弱点を持たず、弱点も少ない。更に無効タイプを持ち、その無効タイプは環境で一貫させてはいけないタイプを遮断することができる優秀な耐性である。そうであるが故に、グラードンはなかなかテラスを切れないし、そして必要としていない。
この特徴はグラードンだけではなくザシアンも当てはまる。しかし、グラードンとちがってザシアンは炎テラスコライドン相手に即座に人生終了してしまう危険性を孕んでいる。
対抗するためにはザシアンにテラバーストを仕込む必要性に迫られたりする上、ザシアンコライドン対面のザシアン側のテラスは不利なテラス択になりがちである。こうした不安定要素を生み出すザシアンは思ったよりエース眼鏡テラパゴスと相性が良くないと思われる。
その点スカーフグラードンはゴツメミミッキュで最悪流しさえすれば炎テラスコライドンをテラス無しで処理することもできる。この違いは大事だったように思う。
テラパゴスを扱う上で大きな障壁となるコライドンの存在は無視できないため、テラパゴスと同じようにコライドンを苦手とするザシアンは上手くエーステラパゴス構築を完成させにくいように思われる。
本構築のテラパゴスとグラードンの禁止伝説チョイスというのは、レギュI最初のシーズンで発見され、それが9位の好成績を残したことも、実際にはもっと評価されるべき組み合わせで、もっと研究されるべきだったことをSV終了間際に知った。
『有名マイナー構築はバレてたら勝てない』という先入観で当時使わなかった自分の選択には酷く後悔している。本当に強い組み合わせなので、もっと早く触るべきだったのだ。
◆キノガッサの選出画面での影響力
前置き
本構築はキノガッサを入れてから戦いの流れが大きく変わった。
水オーガポンよりも選出圧力があり、水オーガポンよりも試合のコントロール能力が高いからだ。
キノガッサは大きく分けて2つの型がおり、特性テクニシャンを使った高火力対面ポケモンと、特性ポイズンヒールを使った持続回復会話拒否ポケモンとなる。
どちらの場合も、共通して『キノコのほうし』をつかった行動阻害を主軸とすることが非常に多い。対面型の場合は襷と高火力先制技などを使い、ポイズンヒール型の場合は完全有利対面から会話拒否のループを仕掛け始める。
形は違えど、強力な行動阻害を持つこのポケモンが対戦相手に与えるプレッシャーは明確に相手の選出結果に現れた。
おそらくランクバトルという不特定多数の知らない相手と戦う環境ではこの効果は明確にあり、互いが互いを認知していることが多い大会の舞台などではこうした効果はでてこないものだと思う。
しかし、本構築はランクバトル向けに組み立てたものであるため、この効果についてしっかり考察し、分析し、言い方を選ばなければこの選出圧力を悪用することで勝率を高めるべきであると実感した。
抑圧できる相手の選出
相手は型不明のキノガッサに対して抱く印象はまず『気合のタスキ』を持ったテクニシャンの対面型である。
この強い先入観の効果で相手は初手に『S122以下』で『無条件でキノコのほうしを浴びる』ことなく、『被害を最小限にして突破』することが期待できるポケモンを初手に出したがる傾向に現れた。
具体的にはディンルーが初手に置かれることが限りなく少なくなったのである。
ディンルーのメジャーな型は主にオボンを持ったステロorまきびしに吹き飛ばしを絡めた場作りサポーターか、チョッキを持った持ち前の高耐久を更に高めた打ち合いに強い型である。
このどちらも例外無くキノガッサに大きな隙を晒すことになり、テラスタルを切ったとしても大きく損をすることが用意に想像がつくポケモンである。
また、裏に控えるポケモンにも一定の影響がある。初手にはでてこないが裏にいることが多いポケモンとしてヘイラッシャがいる。
このポケモンも基本的にキノガッサに対しては非常に無力でテラスタルを含めて考えても大きく損をする。ディンルーと違ってこれがポイズンヒール型であった場合、基本的には最悪の状況になりかねない。
素早さでキノガッサに遅れを取るポケモンでなければ問題がないかと言われるとそういうわけでもない。
基本的な対面型のキノガッサが持つ気合のタスキを考慮するとキノガッサに1ターンでも行動を許すポケモンは対面突破を許すリスクを内包している。
例を上げれば枚挙に暇がないため、この先の説明を割愛するとして、これらの要素の影響から、対戦相手は初手に『草連続技・格闘先制技に対して最低限の耐性を持つ早い挑発or身代わり持ち』や『眠り状態のカット能力持ち』などを初手に置いて安定した試合を組み立てたがる。
キノガッサ1枚で相手の選出を単純化させることができるのである。
これは私が奇しくもレギュFの頃からポケモン対戦に求めた要素である『択負け拒否』を再び踏襲しており、非常に快適なポケモン対戦を可能にしていた。
恐らくこれらの私の考察を否定したい上位の人もいるかも知れないが、こうした分析をしっかり実行することで苦しまずに最終3桁に入ることができたので、少なくともこの分析に当てはまった対面のプレイヤーは多かったことになる。
初手対面が単純化することによる安定化
相手の選出が単純化することによって、こちらが本来通したいポケモンを通しやすくなる。
具体的には全ての攻撃を1ターン効果今ひとつにできる眼鏡テラパゴスの初手置きである。
このポケモンはキノガッサが初手に誘いやすいポケモンに比較的強い。相手の型が読みにくくても、テラスシェルのお陰で事故を極限まで減らすことができる。
相手にとってテラパゴスと本能の殴り合いをするのは基本的にはあまり得策ではないので簡単に倒すためのセットアップをしたがるのだが、キノガッサがそれを許さないため、試合開始1ターン目から眼鏡テラパゴスで作りたい展開を用意しやすくなったと感じた。

キノガッサ加入以後、原案では初手駒を務めることが多かったパオジアンがあまり有効でなくなった。おそらくキノガッサが初手置きを誘うポケモンにパオジアンがあまり強気になれなかったことが上げられる予感がする。
その代わり、初手テラパゴスの安定感は見違えるほど爆増した。
各個体調整-型紹介
テラパゴス(テラスタル) @ こだわりメガネ

初手性能◎/対面性能◎/高耐久力/テラス択有利/テラスタル要求高め
テラスタイプ: ステラ
特性: テラスシェル
性格: ひかえめ
170-x-131(4)-172(252)-130-137(252)
テラクラスター / れいとうビーム / だいちのちから / あくのはどう
テラパゴス(ステラ) @ こだわりメガネ
特性: ゼロフォーミング
235-x-131(4)-200(252)-130-137(252)
耐久調整を入れていたがCSに修正。体感問題もなし。
あまりの4はA187コライの晴れスケショの乱数がずれるB131になるため防御へ。
テラスタルする再のダメージ計算はポケソル計算機でテラスタル🐢を選択し、HPの数字を235に書き換えるだけで割と簡単に行える。
BとDの数値は変わらずHPが足し算されるだけ、と複雑に見えて単純である。
構築の根幹、こちらがテラスを切らずに立ち回ることで相手のテラス前提の動きにリスクをつけ続けるため、相性通りの技を通しやすくする事ができる。
メガネステラテラクラスターの火力はテラス済みのH243-D127ルナアーラに対しファントムガード込みでも52.5 ~ 61.9%のダメージを叩き出す。
黒バド、ミライ、カイオーガ、ルナアーラなどに強い。特性で行動保証、テラスタルでHPを増強し多くの伝説に打ち合いで勝てる。
格闘技がないコライや、展開に注意すれば白バドも苦にしない。毎試合高い水準でポテンシャルを出せる最高の軸。
黒バドにはめっぽう強く、眼鏡サイキネ、眼鏡ショック当たりがテラパゴスに対してテラスなしで打てる有効打になるが、パオジアンと組ませることでその有効打点をカットできる。
それ以外の型には基本的に打ち負けないため、現在非常に数を増やしている黒バド軸に対して高い勝率を保っている。
ちなみに初手テラパゴス-黒バドorルナアーラ対面で異様にトリックを押された。
4桁特有の動きかも知れないがあまりにも数が多いため恐らく眼鏡パゴス自体をケアしないほうが勝てる人たちが多かったのかもしれない。お得。
1回だけHP191くらい振ってそうな黒バドにスカーフ押し付けられたことで最低乱数くらいの耐え方されて引きケアしたらテラスドレキ押されてそっからヤバいことになって負けた試合はちょっと引きずった。
本構築の凝縮。
グラードン @ こだわりスカーフ

高速制圧/素早さ判定/耐性優秀/天候サポート/テラス誘発/テラス要求無し
テラスタイプ: ほのお
特性: ひでり
性格: ようき
175-194(188)-160-108-121(84)-154(236)
じしん / ヒートスタンプ / いわなだれ / おにび
C187ハドロン中乱数1発 : 乱数1発 : 12.5%
ミライ対面の行動保証のD振り、控えめイーユイより早いS154
もっとAがほしかったため、ミライに対する乱数を少し妥協。本当にカツカツ。
イーユイ選出がキノガッサを入れてから極端に低いため、Sを落として耐久と火力を伸ばすのもアリ。
数値が高い地面枠、ディンルーでもランドロスでもワダチでもない立ち位置を確立している。
テラスを誘発させつつ、こちらはテラスを必要としない稀有な伝説で、それがこの構築において非常に強みになっている。
ディンルーやヘイラッシャには明確には弱いが、キノガッサを見せることでグラードンの通りをよくさせる圧力が掛かっていた模様。
テラパゴスが苦手寄りのムゲンダイナ、ザシアンに強めで警戒すべきミライドンの電気技をカットできる。地面タイプでありながら水タイプ相手に直ちに詰まないことが他に比較されるべき優秀な地面タイプらとの最大の違いである。
🫎「ハハハ…、そっすね…」
更に最終日直前に噛み砕くと入れ替える形で入れた鬼火は、スカーフグラードンを唯一無二の地面タイプたらしめた。
既に見えているHPが削れた白バドのためにトリルを切ってくる皮持ちのミミッキュに対し出したてのグラードンを対面させたシーンで、鬼火を撃つことで倒されることも許さず、交換も許さず、トリルターンを枯らしてしまうというプレイングも生まれた。
この技のお陰で拾った試合が他にもあったため、最後の最後でこの技構成に結論を感じた。
ミライドン戦においては最後までテラスを切らずなるべく活かす必要がある。
グラードンを倒すために流星群を打たせることが出来れば他のポケモンで勝てるため、我慢をすることが重要。(逆に言えばグラードンで我慢出来ない状況は苦しめ)
グラードンとフェアリーがいるのを見せている状況で相手は交代先に撃つ技は流星群が多かった気がする。理由は地面タイプを倒せば後半の展開を一気に手繰り寄せられるという『試合の空気』に当てられたミライドン使いの思考だったように思う。
ここをもうちょっと詰めていたら拾えた試合はもっと増えたかも知れない。
このポケモンはどうしても伝説と晴れという属性からコライドンと比較されてしまうことが多かったが、やはりコイツは地面タイプなので採用する理由付けをするには他の地面タイプには無い要素を活用しなければならなかった。
何をするにしても「それディンルーのほうが強くね?」「ランドロスのほうがあらゆる方面で器用」「自分としてはテツノワダチが裏にいてくれるほうが助かるドンねぇ…🐉⚡️」という多数のクレームがチーム内のポケモンから寄せられていたがテラパゴスだけはこの文鎮を暖かく迎えてくれた。🐢
本構築の焦熱。
ミミッキュ @ ゴツゴツメット

行動保証/条件付きタンク/定数ダメージ/先制技/テラス誘発/テラス要求無し
テラスタイプ: ステラ
特性: ばけのかわ
性格: いじっぱり
143(100)-135(100)-132(252)-x-126(4)-123(52)
じゃれつく / かげうち / こらえる / のろい
原案よりS振ってある。遅いウーラオス、遅いルナアーラ、ミラー対面などでほんのり有効。
Aが足りないと感じたことはあまりないのはメインが定数ダメージとなるためだと思われる。最終日までこの調整のままいったが足りないと思ったことがないわけではない。
拘り伝説2枚の立ち回りを取り持つ潤滑油。
受け出しできる回数はかなり限られているがノーマル単のテラパゴスと地面単のグラードンの間を取り持つのに噛み合いすぎているゴースト・フェアリーであり、その相性補完を活かすことで環境構築に対する相性を有利にしている。
役割は徹底してサポートに回りつつ、こらえる・呪い・影撃ちを駆使してテラパゴスとグラードン、パオジアンの一貫、制圧可能盤面を作ることを目指す。
かげうちか呪いか、ステラまでするか、化けの皮を温存するか、の判断は重要だった。行動はフローチャート的に条件を当てはめながらある程度決めていたが、ここにプレイングが非常に現れたような気がする。
テラパゴスが苦手なザシアン、コライドン、その他格闘タイプらを条件付きながらダメージを肩代わりしつつ削りを入れていくことができる。
ギミック系には呪いをいれたり、壁やトリックルームはこらえるで枯らしにいく動きも可能。
ミミッキュvsザシアンは様々な状況を整理しつつ最善の行動を取る必要がある。
グラードンのスカーフが相手にバレている場合はザシアンはミミッキュ対面で草分けなどの余計な行動を挟みたいので呪いが通る。また、化けの皮が残っている場合も同様に呪いが通る。
素直に巨獣を押したザシアンはグラードンで制圧可能。裏にいがちなバドやミライは拘りならアスビ/イナドラは押せず、スカーフでないならその後の行動を制限することができる。
ザシアンに呪いが入ればこらえる+ゴツメ+定数1/4ダメージでザシアンはミミッキュを突破できない。呪いを嫌ってザシアンを流せればスカーフグラードンを対面突破出来ないという板挟みに追い込むことができる。
コライドンに対しても概ね同じである。
ミミッキュとコライドンが対面したとき、裏がグラードンであれパオジアンであれ、呪いを押すのが無難である。
1度限りの行動保証をじゃれつくを押してテラスを切らせたとしてもその後巻き返せる手札が基本的にこちらにはない。
呪いであれば相手がテラスを切っても切っていなくてもHPを確実に減らせるうえ、ゴツメこらえるで居座るのであれば確実にコライドンを倒すことができ、Sを上げてないのであれば後々スカーフグラードンで縛れる。
裏がパオジアンの場合もコライドンのHPを削ってさえいれば多少の択があるとはいえ縛ることができる。
構築的に重めな水ウーラもゴツメに触れさせてパオジアンの不意打ち圏内に入れさせる(原案のプラン)
パオジアン @ きあいのタスキ

初手性能◎/高速対面/見えない勝ち筋/先制技/テラス誘発/テラス要求低
テラスタイプ: ステラ
特性: わざわいのつるぎ
性格: いじっぱり
157(12)-189(252)-111(84)-x-86(4)-175(156)
かみくだく / つららおとし / ふいうち / こおりのつぶて
一時期Bにかなり厚めに振っていたがキノガッサいれてからあまり必要じゃないと感じたためSに回した。調整は前期S39/23位の方のものを参照。
挑発をやめ、剣舞型も試したが、つららおとしがほしい場面も多かったし、先制技も2種必要だったため現在の形に。答えは出ないままシーズン終了。
挑発は白バド相手に本当に偉かったが、終盤はミミッキュ選出で概ね解決できていた。
サブ(メイン)アタッカーである。あくまでテラパゴスのための脇差しだが、十分すぎる殺傷能力でメインになれる。
パオジアンで切らせたテラスがテラパゴスだけではなくグラードンの地震一貫にも貢献させたり、その逆もあるためミミッキュ同様伝説との補完が非常に取れた1匹。
伝説だけでは相手をするのが難しくなりがちな白バドを安定して止められつつ、素テラクラスターを無効化する黒バド、ルナアーラ、その他ゴーストタイプや、ルギアや地面タイプに対してもテラスタルを強要できる。
眼鏡テラパゴスにとって油断ならない眼鏡サイキネ持ちバドレックスの技選択を制限させることができる悪タイプは偉かった。
貴重な高火力先制技持ちでもあり、ミライドン、テラスを切らせたコライドン、スカーフカイオーガなどについても試合終盤に縛って試合を畳むことができる。
キノガッサ @ どくどくだま

状態異常耐性/TOD性能/定数ダメージ/受け崩し/テラス誘発/テラス要求低
テラスタイプ: ノーマル
特性: ポイズンヒール
性格: ようき
161(204)-150-111(84)-72-80-129(220)
やどりぎのタネ / みがわり / からげんき / キノコのほうし
正義執行人。世に蔓延る悪を打ち払う男。
ホウオウ抜き調整周りのポケモンを全員抜き去りつつ諦めるラインはスパッと諦めるS129
Bにあと1振れれば意地っ張りC205 コライドンのスケショの1発あたりの乱数がかなり身代わりを壊せない寄りになっていたことに最終日の夜中に気づいた。
しかし実際にスケショコライを当てられるシーンはあまり無く、見えないSラインの影響で勝てた試合のほうが多かったと思う。
ディンルー、ヘイラッシャを筆頭にした受け駒や受けループなどに非常に強い。
キョジオーン、グライオン、ドオー、キラフロル、ルナアーラあたりにも非常に強いため、この当たりの条件が複数当てはまっている相手には投げていきたい。
有利対面をテンポを取ってTODや隙があれば相手を倒して勝負を決めにいく。
キノガッサが不利になる相手には伝説とミミッキュ、パオジアンが強いプレッシャーを放っているが、このポケモンの対策を怠ると基本的に簡単に負けるため、この世で最も選出圧力が強い。
相手に耐久勝負に逃げさせないという存在の見た目が一番の役割。もちろん相手が耐久勝負しかできないのであれば選出するのが強い。
相手にミライドン選出を強めに誘うことができるため、こちらのグラードンミミッキュの並びが機能しやすく感じた。(出さない人ももちろんいる)
また、こちら側も必要であればキノガッサ選出をした。ポイヒガッサを使う上で色々な使用者の記事や動画を見たが、その中でも某ビクトリーチャンネルさんの個人チャンネルのほうでミライドン相手に出すポイヒガッサの動画もあって、発想とマッチアップの理解さえあれば選出ができることを理解した。
身代わりスケショ、挑発スケショのコライドンの構築にあまりこのキノガッサを投げてることがなかったため、そこから即負けするシーンはなかったが、1回だけハチマキスケショ4発被弾でそのまま人生終了を味わった。
黒バドレックスも大抵テラパゴスが後出し可能なため、このポケモンが苦手とする伝説には構築単位で有利が取れていて非常に噛み合っていた。
4桁帯の対戦で無類の強さを放っていることも安定感に繋がりプラスであった。
また対戦した中ではグライオンと違ってゴテラ呪いキョジオーンに対しても強く、宿り木のタネが入るのであればHPが減ることはないため、キョジオーンに自分のHPを減らしたあげく隙を見せる弱いテラスを切らせたところで仕事完了である。
胞子を連打し、釣り交換もさせず、塩漬けを押されないタイミングでテラパゴスキョジオーン対面を成立させ、相手の人生を終了させた。
また、キノガッサが苦手寄りのスケショコライは身代わりを先に貼っていればHP満タンから倒されないためゲームを継続できる。裏から出てくる身代わりスケショは非常にまずいため、身代わりを残させないように立ち回る。
身代わりスケショコライは格闘技がないため、テラパゴスで対面突破を目指しつつ癒しの願いでテラパゴスを再生させて残りのポケモンを倒すか、TODを狙うのが堅い。
そして基本的にスケショコライは初手に来易く、格闘技を切っている場合が多いためスケショから入ってきた初手コライ相手にはテラパゴスで殴り合いを制すことを狙って立ち回った。
基本的にママンボウとセットで選出していた。
ママンボウ @ たべのこし

TOD性能/味方回復/高速回復/見えない勝ち筋/対面操作/テラス要求低め
テラスタイプ: フェアリー
特性: さいせいりょく
性格: のんき
263(180)-95-145(252)-60-75(76)-63 *S0
クイックターン / ねがいごと / いやしのねがい / まもる
消耗した伝説を再生させるすごいヤツ。レギュGのころからいたママンパゴスのわかりやすく強いコンビネーション。
Dにちょっと振ることでステロアストラルビットを1回だけ耐えられるようにしたがあまり必要なかったかもしれない。
伝説環境の高火力特殊ダメージはタイプによる遮断で完全にカットすることができるが高火力物理ダメージは無効タイプがないことが多い。
環境で飛び交う物理技は炎、格闘、ドラゴン、鋼、氷、地面が主流であり、これら6つのうち、半分を半減でカットできる水タイプで、HPの多さ由来の耐久力を持つこのポケモンはやはり伝説環境でも優秀なサポーターとなった。
TOD有利にも寄与しつつ、使えなくなったらこのポケモン1体を犠牲に攻めに転じられる。
構築にピタリとハマっており、普通にパオコライのクッションとして機能しつつ立ち回れるので強い。スカーフグラードンが電テラパオ怖さも緩和している点でGood。
実際にはこのポケモンの影響かパオを選出されることが減ったように感じられた。環境的に電気テラスもあまり見ないように感じた。
食べ残しと守るで受けをギリギリ成立させているためさほど硬くはないし、特殊方面は隙だらけなため、扱いは丁寧に。
消耗した攻め駒を復活させる癒しの願いは見えない勝ち筋。
アクアジェットはギリギリ必要な場面がなく、癒しの願いを通して勝った試合はわずかながら多かった。
癒しの願いは相手目線ギリギリ場に出せないポケモンをこちらのママンボウの願い事に合わせて無理やり出してくるみたいなシーンで生きた。
本来願い事で回復させるには2ターンいるため、願い事に合わせてママンボウが倒されるポケモンを出されると即座に負けるが、いきなり願い事でテラパゴスを再生させるとこちらが圧倒的有利になる。
選出パターン

【基本選出】
初手テラパゴス+グラードンorミミッキュorパオジアンorテラパゴスから2体
拘り伝説の一貫を押し通す、ミライドン入りにはグラードンを入れつつ、コライorザシアンor白バドにはミミッキュ。黒バドコライには相手の取り巻き次第でパオジアンかグラードン。
-
テラパゴス/ミミッキュ/グラードン
-
テラパゴス/ミミッキュ/パオジアン
-
テラパゴス/グラードン/パオジアン
-
パオジアン/グラードン/テラパゴス
-
パオジアン/テラパゴス/ミミッキュ
というような選出が多い。
相手がキノガッサを嫌って前のめりな選出をしてくることが見込めるときはこれで殴り合いを制することができる。
これに加え、ミミッキュの枠をママンボウにしたいシーンもあるが、それは相手がコライパオジアンの押し付けでミミッキュが対応しきれないことが想定される場合になる。
ミミッキュでも十分パオジアンを見れないこともないがママンボウであればより初手パオジアンに安定するのに加え、ママンボウが苦手な電気テラスパオジアンをスカーフグラードンが攻略できるため、残った相手の対面選出(バドコライなど)をそのまま攻略したりする。
結果的に原案が強いと提唱していた
パゴス/ミミ/グラ
の選出が一番多く、使えば使うほどこの並びが強かった。
【対コライルナキョジオーングライオン系】
初手テラパゴス/ママンボウ/キノガッサ
キノガッサが非常に有効。
初手は拘りコライでとんぼ返りだったり、チョッキコライでニトロチャージなど。大体れいとうビームを押して居座ったコライのチョッキ判定、受け出ししてきたキョジオーンは大体眼鏡がバレるので再生しそうなタイミングまでHPを削る。
キョジかコライが身代わりを持っていた場合は非常にまずいためごめんなさいさせてください。いなかったが。
身代わりキョジオーンが増えた場合はキノガッサの技を気合パンチに変えることで多少可能性が生まれる。(身代わりゴテラは居ないため)
ちなみに呪いキョジオーンだった試合に2度ほど再現性のある勝ちを通したため、ポイヒガッサ眼鏡パゴスの並びは呪いキョジオーンでは崩すことが難しい。
ハチマキスケショは本当に4発当ててこないでください。
【対ホウオウ軸】

拘りグラードンの一貫を高い数値で切っている上、晴れで聖なる炎を強化してしまうため非常に厄介な相手だが、『そのマッチアップで一番勝率が見込める選出を通す』ことを考えていた。結果として勝率は50%。ホウオウの母数は多くなかったため、そんなに気にならなかったが、ホウオウが多い環境ではこの構築を通すのは難しいかも知れない。
■バドホウオウ系
体感数を減らしていた。基本的にはテラパゴスが黒バドに強いため、グラードンでホウオウにテラスを切らせられれば勝てる。
割と取り巻きの内容次第なので柔軟に選出したい。
一応バドホウオウのことだけを考えればパゴス/ママン/グラードンが丸い…。
■ホウオウin受けループ
キノガッサ/テラパゴス/ママンボウ(初手は相手を見て決める)
ラッキーやグライオン、ヘイラッシャがいる場合は迷わずキノガッサを選出したい。
キノガッサにはS129まで割いており、これは90族の素早さ争いをほとんど制することができる素早さである。
受けループでこれを上回る早さを持つのはムゲンダイナかスカーフルナアーラくらいなので、そこにだけ注意して、可能なら初手選出をする。
初手キノガッサが不安定であれば初手テラパゴスで初手を流す、受け出てきたホウオウにママンボウを投げ、対面操作からキノガッサを展開する。
■ミライホウオウ
毒びしを撒いてくるタイプだと詳しくは後述するが非常に苦しい。順当に戦うと完全にノーチャンス。
エレキフィールドがキノガッサに強く、ホウオウがグラードンの技選びを難しくさせる。またミライドンが安易なママンボウ選出を許さない。
構築コンセプト段階から著しく負けの噛み合いをしているため完全な切り。
ただし、毒びしがなく、もっとスタンパの並びをしている場合勝算あり。
チャンスがあるとすればグラードン/ママンボウ/テラパゴスあたりか、よほどキノガッサが有効そうであればパゴス/ガッサ/ママンボウ
毒と吹き飛ばしを中心としない場合こちらは無理してキノガッサを出すことをしなくていいため、基本選出で良くなる。
ちなみに本当に当たらないため、毒ミライホウオウは切っていた。
【対白バド軸】

初手テラパゴス/ミミッキュ/パオジアンorグラードン(例外あり)
ほとんど白バドミライ。キノガッサを入れてから初手ミライドンが増え、後ろにグラードンを忍ばせておきたい試合が増えた。
そのため、グラードンを選出して電気技をカットしたくなるが、グラードンがあまり白バドに強くないため、選出は慎重にいきたい。
まず、テラパゴスがテラスシェルとゼロフォーミングを絡めて基本的にミライドンに強いため、グラードンなしでも解決する手段がある。いたほうが楽にはなる。
また、後述する初手テツノワダチが重いため、その場合は例外的に初手グラードン選出も検討。
ワダチを倒したあとに出てくるのはおおよそミライか白バドで、スカーフバレしてる場合はおそらく白バドが出てくる。白バドには即ミミッキュバックから呪いを入れる。トリルの場合は化けの皮が残っており、ブリザードランスの場合はトリルが貼られていないためどの場合でも呪いを仕掛けることが可能。
白バドのHPを一定以上削れればテラパゴスでミライに対しても勝ちに行くことができ、拘ってる場合は生存してるグラードンのために電気技を押せなくなる。
テツノワダチ入りの場合さらにランドロスが入っている場合は比較的少ない。👈️最終日までに全然いた。
【対ミライオオニューラ系】

確実に出てくるオオニューラが地震で拘ったグラードンを起点にして負け筋となるためパオジアン優先。
韓国人のミライオオニューラは十中八九脱パミライ+シードニューラ!!
【対ルギア】

難しい相手だが数が少ないため構築コンセプトを歪める対策を割きたくない。ある程度チャンスがある選出を考えるのが望ましい。
ミライホウオウ+毒と大抵同じ理由でキノガッサがあまりルギアを詰ませられないので純粋に火力を通して押し切ることを勧めたい。
基本選出に則って良い。
【対カイオーガ】

実は選出画面では相手にしたくない。しかしカイオーガ目線も晴れを持ってるグラードンと雨を消せるテラパゴスとキノガッサにいい気分ではないためか、遅いカイオーガは特に出しにくいらしい。
キノガッサを入れる前は初手にチョッキやゴツメがバンバン出てきていた。
キノガッサ、テラパゴスを倒すセットアップができる構築のスカーフカイオーガはかなり強気で出てくると思われるため苦手。
出てくる場合大抵早くて拘ってそうなことを念頭に起きつつ、選出したい。
基本選出に則って良い。
苦手
当たる度にメモするように書き足したため、重いポケモンが多数いる。
種類は多いが、それぞれが本当にたまにしかいなかったためなんとかなったとしか言えない。
ミライホウオウ+毒設置物
ミライはスカーフグラードン+フェアリー+ゼロフォーミングでふんわり対策。
ホウオウはママンボウ+何かでふんわり対策。
毒設置物関連はキノガッサでふんわり対策としてる都合、ふんわり対策のすべてを要求するミライホウオウ+毒設置物は異様に厳しい。
きおすさんに構築相談を持ちかけたときにフレ戦で出してくれたのがまさにこのタイプのミライホウオウだったが、驚くべきことにその時点で130戦していてこのタイプのミライホウオウとは1試合も当たっていなかった。
きおすさんの所感としては

実際130戦して1度も当たっていなかったので使用者絶滅として対策を完全に切ることに。
選出プランとしては「初手キノガッサケアでミライドンを出してくること」を想定して初手グラードン。どうせ分が悪いので勝負を仕掛けても良い。
最終日まで走って結局指で数えられるくらいしかミライホウオウ毒びしと当たらなかった上に3つの要素のうちどれか欠けるだけで十分相手してて苦ではないので問題はなかった。
炎オーガポン

全員がキツイ。テラスシェル貫通。化けの皮貫通。日照りただ乗り。草打点持ち。胞子宿り木無効。S110族。
1匹でパーティが全壊するためタスキを残したパオジアンで上振れを期待せず噛み砕くで処理することが必要。炎テラスを切られた上にパオジアンを突破された上、パゴスが上から殴られると世界終了。グラードンが炎テラスを切って良い相手なら対処方の一つとしてはあり。
パオ炎ポン対面はテラパゴス構築なこともあり相手が贅沢な有利対面テラスを切ってくる可能性が高いため噛み砕く推奨。
ブリジュラス

かなり重め。物理打点と特殊打点を両者高水準で持っており、型が豊富で対処法が真逆。おおよそ持久力なためキノガッサが比較的有利だが、ブリジュラスのためだけに選出するのは苦しい。
初手パゴス-ブリジュラス対面では頑丈イバンをケアしてれいとうビーム2発を撃った。黒バド構築の場合パゴスのHPは大事なのでミラコで憤死しないためママンボウに引いた。
裏から出てくるブリは大抵持久力で遅いブリだったのでレギュFやレギュH程の不快感はなかった。気持ち重いだけでそんなに選出されていなかった。
テツノワダチ

要注意ポケモン。苦手というほどではないがブエナで全員の上から仕事をされ重ため。というか色々想定するとだいぶ重い。
ワダチをみたらスカーフ判定されてしまおうが初手グラードンを出すように心掛けた。しかしそんなに選出されなかった。
日食ネクロズマ

本当に無理。ルナアーラのシャドーレイをテラパゴスが受け付けないため忘れがちだがサンムーン伝説はかたやぶり効果をもった技を持っている。
弱点保険とかいう古代兵器は構築のコンセプト的に究極に無理。日照りで特大回復される点も厄介。まともにやったらまず間違いなく勝てないので数的有利とって土下座してガッサTODが丸いかも。
最終日サブロムが本ロムのレート超えチャレンジに突入したときに2連で当たって人生終了しかけた。
イーユイ

本当は死ぬほど重いがキノガッサの存在で相手はイーユイを出すどころではないらしい。
眼鏡ダイナ
大体初手で出てきてパゴス目線プレッシャーを考慮するとテラクラスター押しにくいのに眼鏡冷ビなどを押せば対面テラス込みで打ち勝ってくるため苦手。相手の見た目が受け構築だといやいやガッサママンを出してるため厄介。むしろグラードンミミッキュで出したほうがいいのかもしれない。
受け構築の見た目の眼鏡ダイナどうせいうほど勝てないと思うしいないこともないけど見ないので切り。
グラスフィールド瞑想テラパゴス
そういう戦術の存在を忘れてて最終日に1回だけ当たってうっかり3ターンで降参した。(それって苦手とかじゃなくない?)
ガッサママンを出してしまったときのハチマキコライ
選出失敗。ノーチャンス。ママンで切り返しが出来たら頑張って土下座しながらキノガッサでハメる。
エルフーン入り見た目受け構築
ほんまに無理だったけど、最終日捨てで投げたキノガッサからゲームメイクする大罪を犯しました。でもそれが通ったので相手ダメ計してないの分かったので流石に実力。
S39/38位構築でキノガッサ見えてない選出する人
スケショ挑発コライがいるんだからスケショコライを出してください。地割れ零度3枚選出やめてください。
あとがたり
感想
今回の最終シーズンはずっと一人でグラードンを研究考察するのが孤独でモチベを維持するのに苦労したため、うなぎ杯で一躍有名(?)になったSV始まって初期からの付き合いのあるうなぎぎぎさんに「構築なかったらうちの怪しい構築使ってみませんか?」と持ちかけたことで二人で同じ構築を使って潜ってもらえたことで自分としてもうなぎさんとしてもお互いにモチベに繋げられました。
うなぎさんには私の初3桁を喜んでもらえました。
初3桁は毎シーズン真面目にやってたうなぎさんのほうが先に達成してたけど、初めて知り合ったときは僕が対戦で必要なことを教えてあげるような間柄でした。
悩んでるときには「その悩みは正しい、それを解決するためにはこういうアプローチがある。」というようなことを少しずつアドバイスしていきました。その結果メキメキ上達していって自分が3桁取るよりも先に好きで続けてる人がしっかり3桁とっていて嬉しかったものです。
理屈では分かっていても私は自分で潜ろうとすると完璧主義が過ぎるため、ちょっとでも欠陥を感じるとすぐに諦めてしまい別のことをしてました。
楽しくないことは続けられないというつもりで逃げていたのですが、最後のレギュIに取り組んで、3シーズンかけて色々考察してSVの最後の最後で完璧主義で潔癖な自分が握れる最高の構築を組めたことが何より嬉しかったです。
最初にも述べたとおり、今回うなぎさんに構築の回し方を的確に伝えるために自分が150戦して収集したデータと分析と考察をシーズン中に書き足して共有していたものがあり、それがこの記事の叩き台になりました。
最終日前日には通話で選出パターンのすり合わせを教えたり二人で絶対に3桁に行くために最終日まで構築のブラッシュアップに尽力するモチベに、自分のサブロムを戦わせるモチベにつながったため本当に感謝しています。
結果としてうなぎさんは4桁道半ばで撤退になってしまったのですが、「一緒にランクマできて楽しかった」と言っていただけました。もう少し早く構築共有の打診をしていたらよかったかもと悔やむ思いもあります。
たかだか500位にも満たない構築記事の長文は読むに値しないかもしれないものの、自分の考察は自分の財産なのでなるべくきちんと形に残すことにしました。
齢19の頃、HGSS発売と同時にポケモン対戦を始め、BWで悪戯心猫の手胞子と実生活(就活)に苦しめられて一度そこでポケモン対戦を完全に辞めてしまいましたが、SVでポケモン対戦を再び始めたことで色んな方と出会うことができて、誇張抜きで私の人生は大きく変わりました。最高のゲームで、最高の仲間。
テラスタルは賛否でいうと否が多いのかなって印象ですが、私自身は結構好きでした。最終3桁1シーズンのみのSVランクマエアプの軽々しい意見ではありますが。
構築の方といえば、一撃無し、電磁波無し、テラバースト無しの構築になって自己満足度でいえば100万点でした。
パオからつららおとしを抜いたらもっと美しい気がするのでアイススピナーにしても良かったかも知れない。
前述の通り、これだけ苦手なものが多いとこの構築弱くね???という悩み期に落ちることもあってサブロムを3桁に乗せようと苦心してた29日30日にはプレイングがブレッブレになり4000位まで落ちて憂鬱でした。
その後30日夜から最終日にかけてチビチビ勝ち続けて4000位のサブロムが12連勝して2ROM3桁という形となった。1試合1試合丁寧に集中してプレイングしたらしっかり勝てたので自分に合った潜り方というのは思いの外大事だったので、今後またランクマに挑戦するときにはそれを忘れないようにしたいです。
グラードン-採用理由見た目。こいつの比較対象はずっとディンルーランドだった。伝説環境楽しめたのはお前のおかげ。正直全然強くなかったけど弱い伝説界隈最強だとは思ってる。レギュGから今日までありがとう。
ママンボウ-バグレベルの最強の魚。あんたはポケモン界のヴェリーナや。何試合か信じてやれなくてコライ対面の動きミスってごめん。いつもありがとう。
ミミッキュ-なんやかんやSVで一番使ってたのがミミッキュかもしれない。マジで最強だった。グラードンの介護してくれて本当にありがとう。
キノガッサ-第四世代のときめっちゃ嫌いだったけどあの時最強だったポイヒガッサに3桁まで乗せてもらったと言っても過言じゃない。自分で考えて組み込んだからめちゃくちゃ愛着湧いた。一撃を打たせるゲームも極端に減った神のポケモン。これからもよろしく。
パオジアン-やはりお前がSV最強ポケモンだった。実は色々考えたけど最後までコレっていう型は決まらなかった。チャンピオンズでも輝けよ。
テラパゴス-テラスタルの噛み合いを限りなく軽減してくれた神のポケモン。1か月グラードンの介護とハイパーキャリーありがとう。お前がスーパーエース。ポケモン界のカルロッタ。大好き。


レンタルパーティ

SVランクマは無限幽閉編に突入してしまいましたが、この構築で遊んでみたいという方がいらっしゃいましたらご自由にお使いください。
何かパーティ内に不備がありましたら気兼ねなくTwitterのリプライ等でご連絡ください。
スペシャルサンクス
S3頃のガビガビ音声ノートPC配信からずっと仲良くしてくれた星野ねこのこ
25日頃にいきなり声かけられて超胡散臭いグラードン構築を快く使ってくれたうなぎぎぎさん
仕事に集中するため一足先にSV卒業した鳴潮仲間のotoshi_chさん
シーズン前半一緒にランクマ走って相談乗ってくれたり悩み聞いてくれたガチふゆくん
初めて使うポイヒガッサが心配で記事探してたらS7記事書いてたBPBおじさんのmike_3___さん
ねこのこ視聴者で誰よりも一番ポケモン対戦してポチベを高めてくれたハルカさん
いきなり構築相談お願いしたら快く聞いてくれてフレ戦までしてくれたきおすさん
Twitch配信に来てくれる視聴者のみんな
ありがとうございました。
余談
自分自身の場末の配信もあるにはありますがそちらでポケモンはあまりやっていないので、それとは別に私がモデレーターもしています星野ねこのこの配信をご紹介させてください。
毎朝9:30(火曜定休)からランクマッチをしてるなかなかファンキーなポケモン配信Vtuberなので興味がありましたら是非こちらよろしくお願いいたします。
愉快なアニメーションスタンプを一部私が描いております。

YouTubeでも同時配信しているのでお好みの視聴手段でご覧ください。
記事内の絵は自分で描きました。
















いじっぱり ふかしのこぶし
れいせい こだいかっせい
ゆうかん
れいせい しんがん 